東京旅行

餘部鉄橋


これを書いているのは8/28ですが、旅の記録をここに記しておきたいと思います。

7/31から東京に行って、8/4の夕方に自宅へ帰ってきました。
青春18切符を使った、普通列車onlyの乗り継ぎ旅行で、大学の友人が付き合ってくれました。

つづき。

●8/3

3日の晩は岡山宿泊なのでどこへ行こうか考えました。
掛け替えの話が進む餘部鉄橋を見ておきたかったので餘部へ行き、その後鳥取砂丘を見て、岡山へ向かうプランを採用。
ながらの車内で時刻表とにらめっこしました。

翌日、大垣到着前から荷物を背負って少しずつ前の車両へ・・・そう、大垣ダッシュです(^^;
大垣から米原へ向かう列車はながらよりも車両数が少ないため、席取りが起こるわけで、程度の差がかなりありますが、連絡船時代の宇野走りや高松走りと似たようなものといえるでしょう。
→無事、席を確保。米原まで座って行けました。米原からの新快速も、問題なく座れました。

大垣 5:55/6:01〜米原6:38/6:45〜新快速〜京都7:38

京都駅では山陰本線へ乗り換え。JR西日本では嵯峨野線と呼んでいる。
山陰線0番ホームまでの乗り換えはちょっと遠かった上、朝のラッシュ時間帯だったので既にお客さんでいっぱい。

京都7:47〜福知山9:52/9:56〜城崎温泉11:25

京都からの電車は113系?で、綾部くらいまでは座れず、疲れた。
でも徐々に風景が都会から田舎な感じに変わってきて、ほっとした。私には都会の人混みよりも田舎がいいようだ。
途中から舞鶴方面へ向かうらしい海水浴客のグループがいくつか乗ってきて、賑やかになった。
福知山からはキハ47の2両編成。ワンマン運転で、前側の車両の扉だけが開く。四国では見られない形態でした。トイレも付いているし・・・いいなぁ。

福知山からの列車では、18切符で神戸から旅行中の初老の男性と相席となり、餘部鉄橋を渡ろうと思って来たというお話を伺う。地図を手に列車に乗ると車窓の見え方が変わって面白いから、そうするといいよという話もして頂いた。100円ショップの地図だと安くていい、とも。とても参考になった。
この方は朝は神戸から加古川線経由で福知山へ出て、餘部を通過し鳥取へ行かれる予定だが、帰りのルートを考えていないということだったので、津山を経て姫路へ抜けてはいかがですかとお話ししてみる。時刻を調べてお渡しすると喜んで頂けて良かった。
田舎の鈍行列車の楽しみというか、良さはこういうところにあると思う。
この方のおかげでとても良い時間を過ごせた。ありがとうございました。

城崎では駅前の「飲む温泉」を飲んでみた。なんというか…ちょっとしょっぱい。温泉の独特な味だ。
駅前にコンビニのようなものはなく、「かにめし」を売っている店ばかりだ。値段もちょっと高い。購入対象からは外す。弁当を売る店はないかと私1人で探すと、駅前の通りを斜め右奥に進んでいったところに小さいスーパーがあり、そこで残りわずかな弁当を購入。
次の列車の時間が迫っていたので、駅で待っていた相方の元へ急いだ。それにしても暑い昼だった。

城崎温泉11:50〜餘部12:31

先ほどの男性はすでに次の列車に乗って、私たちの席も取っておいてくださった。
キハ47の2両編成。4人がけのボックスシートに座り、昼食を少し食べた。
日本海に沿って列車は走り、男性は地図を片手に景色の良いところを教えてくださる。
香住の駅を過ぎると、海と家の並びがいかにも漁村の風景で、いいなぁと思った。

餘部で私たちは下車する。この男性は列車から降りずに鳥取方面へ向かうそうなので、ここで別れた。
餘部で下車する人は私たちだけではなく、数人いた。皆さん鉄道ファンだろうと思ったが、そうでない普通の旅行客風の人もおられ、駅はに無人駅にしてはかなりの人数が居た。


餘部での写真撮影など

餘部では、キハ47の普通列車、キハ181の特急はまかぜ、キハ58系のエーデル号臨時列車などを写真に納めた。デジカメの扱いにまだまだ不慣れで、良い出来とは言い難いけれど、満足した。
駅は高台にあり、集落は橋の下にある。細い道を歩いて集落へ下り、橋を地上から見上げてみた。
うーん、すごい橋だ。高い。地上から41メートル。トレッスル橋とよばれる橋で、明治45年に作られ、今までずっと使われている。
海からの風が吹く場所なので、過去には列車が橋から橋下の工場に落ちて死者が出るなどの事故が起こり、風の強い日は運休するし、また錆止め補修も手間がかかるなどの理由から、近い時期にコンクリート橋に掛け替えられるらしい。…致し方ないことだろう。
とにかく、いいものを見たなぁと思った。
その後はホームに2人で腰掛け、また昼食を食べたが、すぐに列車が来てしまったので、慌てて乗り込む。

餘部13:38〜浜坂13:51/14:24〜鳥取15:10

浜坂駅構内で昼食を食べきる。相方がキヨスクで飲み物を買おうとしていたら牛乳を発見。
このところコンビニおにぎりやパンばかりだったから、少しは栄養のあるものをと言って2人で飲む。
餘部鉄橋の印象や神戸から来た男性の話をしているうちに、いつの間にか次の列車の時間が来ていた。

鳥取から先も、キハ47の2両編成。
鳥取から砂丘までのバスの時間をPDAに保存した時刻表で調べ、砂丘に居られる時間は30分ほどということになった。もうちょっと時間が欲しいけど、まぁなんとかなるだろう。

私は1度砂丘へ行ったことがあるので、市内から砂丘までの距離はだいたい見当が付く。
ちょっと遠いのでバスが遅れないか、それだけが心配。・・・まぁなんとかなるさー(^^;


鳥取駅前バスターミナル 15:20〜路線バス〜鳥取砂丘 15:39

夏休み期間中は麒麟獅子バスという観光客用の循環バスが走っているらしいが、時間が合わなかったので砂丘行きの一般路線バスに乗る。
バスターミナルというと、かつての松山市駅バスターミナルのような大きな建物を想像していたが、そんな大げさなものではなく、普通の駅前バス乗り場といった感じだ。バス会社の建物が待合室になっていて、これは広いし涼しかったのでよかった。

砂丘会館という観光土産物屋の前で下車。砂丘へ。
海に向かって、荷物を背負って頑張って歩く。 暑い。帽子などの用意もしてなかった。暑い〜。
途中でNHKが砂丘で観光客に取材をしていた。→後日愛媛で放映されて、隅っこの方に映っていた(^^;
「馬の背」とよばれる砂丘の高いところに上り、海を見渡す。日本海の潮風が気持ちよかった。
・・・後は、同じ道を引き返す。暑い。やっぱり暑い。帰りはますますしんどかった気がする。

土産物屋で梨のドロップやキャラメルを買う。あとは梨入りのシャーベットを購入。おいしかった。


鳥取砂丘会館前 16:45〜麒麟獅子バス〜鳥取駅前バスターミナル16:54

帰りは麒麟獅子バスに乗る。鳥取のお祭りなどの説明があって面白かったが、テレビの画面がしょっちゅう乱れるのはなんとかならんものか…(苦笑。
それと、バスの到着が少し遅れて、焦る。
昼ならともかく、夕方に列車を逃すと宿泊地変更…なんてことになりかねないから、危ない。


鳥取 16:54〜智頭17:44/17:55〜津山19:05

鳥取から智頭までは智頭急行の車両で、新しい車両ではないが加速も乗り心地も良かった。トイレも付いてるし(またそれかい)。帰宅する高校生に混ざるような格好になる。

智頭で乗り換え。キハ120の単行列車。それでもトイレが付いている。これには本当に驚く。
若桜鉄道のある若桜あたりを過ぎると客は居なくなり、県境付近からは私たち2人と運転士だけになった。
因美線の線路の悪さには驚いた! 15km/hや25km/hの速度制限が至るところにある!
数年前まで急行「砂丘」が走っていたとは思えない。運行頻度は予土線と大差ないと思うが、こんな速度制限はそうそう無いんじゃないか。とにかく、完全なローカル線になっていた。

津山では、夕食を求めて歩き回った。橋を渡った市内に商店街と天満屋があるらしく、その辺をうろついたが店はみんな閉まっていた。イズミというスーパーもあったが少し遠そうだったのでやめた。こっちに行けば良かったのかも知れないが。
駅に戻る途中、駅から離れたところにローソンが1件あるのを発見。急いでおにぎり類を買い込む。


津山 19:47〜快速ことぶき〜岡山20:55

岡山行きの快速列車に乗り込む。キハ47の2両編成で、車掌乗務。

その日は岡山の先輩宅に泊めてもらう予定だが、先輩のバイトが23時半ぐらいまで終わらないそうで、それまでどうにか時間をつぶさねばならない。

とりあえず、岡山駅でレンタサイクルを借りる。西口のレンタサイクル屋は0時をまたぐと2日分の貸し賃を取ると言ったのでやめて、東口で借りることにした。東口の出口からずーっと奥へ進むと駅の建物にレンタサイクル屋があり、23時までやっており、結構利用されているようだ。1回300円だったような気がする。安価だし、迷わずここで借りる。係の人の対応も良かったが、相方の借りた自転車のブレーキが壊れていたのに後で気づき、ちょっと困った。

岡山で何をしようか。路面電車に乗ろうかとも思ったが既に時間は遅いし、お金を使いたくないのでやめた。
ここで東京で風呂に入ったことを思い出し、「銭湯に行こう!」と思い立つ。

駅周辺で銭湯を探したが、見あたらない。電話帳を見てその場所に行ったが、廃業していたりと、なかなかうまくいかない。市内を何度も自転車で移動し、22時頃に銭湯を見つけた。
・・・入れ墨を入れた人が数人入っていてちょっとビビったが…大丈夫で良かった。

風呂から出ても暇だったので、自転車で市内をうろつく。
とりあえず駅に戻り、先輩の家に行ってみようと思ったが、ここで道がわからなくなる。
迷ってコンビニで道を聞いたりしているうちに、先輩から電話がかかって居場所を伝えると、そこまで来てもらえた。

私たちは2人とも高校時代から自転車には乗り慣れていたので、そう苦ではないはずだったが、相方にはかなり体力を使わせていたかも知れない。今思うと悪いことをしたなぁ。
それから先輩宅に向かうときにも、前から走ってきた無灯火自転車の柄悪いニーチャンとぶつかりそうになり、私が思わず文句を言ってしまった。私の後ろを走っていた相方(ブレーキ調子悪い)にそいつはぶつかり、相方に絡む。私が余計なことを言ったもんだからそれが事を荒立ててしまった。
ああ、なんて運が悪いんだろう。こういうときに限って余計なことを言う私。先輩にも相方にもご迷惑書けました。ここを見ているかはわからないけれど、お詫びします。

と、後味の悪い1日になってしまいました。岡山のイメージも悪くなっちゃったなぁ。
そりゃあ私も口は悪いし、愛媛のよそ者だけども、夜道を無灯火で走る方が悪いと思う私は間違ってるかなぁ。こういう事言うからいけないんだろうけど、なんか腑に落ちない。

とりあえず先輩の家では、最近の話とか、ここまでの旅の話(餘部とか)をして、就寝。



つづくー。